彼女は現在、生後5ヶ月。この子も仕事の都合で飼えなくなった方から依頼され、買い取らせて頂き、新しいオーナー様を見つけようと、生後5ヶ月で私共の元へ呼び寄せましたが、我が家にやってきたその日から、もう我が家の一員になり、名前をクリスティーヌ(意味は「救世主」。もちろんフランス人名です)とつけました。 あまりに愛らしく、賢く、素敵な子だったので・・・。 これまでの我が家の他のスタンダードプードルのように、「オーナーが何度も変わる」ということを避けたかったのです。
うちのこれまでのプードルたちが味わった思いを、どうしてもさせたくなかったのです。
この度ファミリーに迎え入れたこのシルバーのクリスティーヌと、我が家の3頭のプードル、フランソワ(レッド→アプリコット、♂、2歳10ヶ月)、エレーヌ(ブラウン→カフェオレ、♀、3歳5ヶ月)、トイプードルのソフィー(ブラウン、♀、1歳6ヶ月)とは共通点があるのです。
というのは、私の主人の関東に住む親戚が、大のプードル好きで、特にスタンダードプードルを大好きで、本人が日本中で有名なプードルのブリーダー様方に問い合わせ、それぞれ生後2ヶ月の頃、ブリーダー様方からお譲り頂いて購入した子達・・・それがフランソワ、エレーヌ、ソフィー、そしてクリスティーヌなのです。(注!その主人の親戚は接客業だけれども、犬関係、ペット関係とは全く関係ない仕事!!お譲り下さったブリーダー様方はよくご存知ですよね・・・彼のこと!)
そして、フランソワもエレーヌもソフィーもクリスティーヌも、それぞれが生後3ヶ月〜6ヶ月の頃、主人がその「飼えなくなった」と主人にうったえてくる親戚から買取り、一度は「売りもの」として私たちの所へやってきているのです。
彼らが売り物としてやってきたけれども、あまりにも可愛く賢かったので、我がファミリーの子として育てることになったことは、我が家のプードルたちのプロフィールのページに簡単に記載していますが、今日は詳しく述べてみます。
第1回目【2003年 春】
エレーヌ生後2ヶ月をブリーダー様から、主人の親戚が買い求め、エレーヌは和歌山から関東へ行きました。
→しかし迎え入れてすぐに、その親戚は仕事が忙しくなり、主人に連絡が入り、「買い取って、新しい良いオーナーを見つけて欲しい」とのこと。
→主人は生後3ヶ月になるエレーヌ(その頃は名前がなく、私たちはプードルの「プー」と呼んでいました)をすぐに大阪の我が家へ呼び寄せました。
→そして、飼い主様をホームページで募集しました。見学にも起こし下さった方もありましたが、1ヶ月間はオーナー様が見つかりませんでした。
→当時、私たちは「プー」(現在はエレーヌ)の愛らしさに魅せられていたのですが、ちょうどその頃、主人はアキレス腱を切断・入院・手術・リハビリと半年間療養生活。その後、私も入院・療養が続き、どうしても、我が家の子としてプー(現在のエレーヌ)を迎え入れてあげられませんでした。
→ちょうどその頃、大切にしていたシベリアンハスキーを亡くした、主人のサッカーの先輩が犬を探していらっしゃり、プー(現在のエレーヌ)を紹介したところ、喜んで迎え入れて下さいました。
第2回目【2004年 春】
フランソワ(その頃は風雅)生後3ヶ月をブリーダー様から、主人の親戚(上記と同一人物)が買い求め、風雅(現在のフランソワ)は大阪から関東へ行きました。
→しかし迎え入れてすぐに、その親戚はまたまた出張がちとなり、主人に連絡が入り、「買い取って、新しい良いオーナーを見つけて欲しい」とのこと。
→主人は生後6ヶ月になる風雅(現在のフランソワ)をすぐに大阪の我が家へ呼び寄せました。
→そして、飼い主様をホームページで募集しました。見学に起こし下さった方があり、引越し先で飼うので、1ヶ月後の引き取りを希望なさいました。その時主人が「1ヶ月も我が家にいたら、情がわくので、勘弁してください。」と申し上げ、その目に薄っすら涙が光っているのを私は見てしまいました。そして、主人が風雅(現在のフランソワ)を飼いたいと望んでいることを知りました。
→私も風雅(現在のフランソワ)の賢さ、性格の良さ、愛らしさにすっかりはまっていました。けれども、犬を売ることを生業としているのだから、希望して下さっているお客様にお譲りする方が良いのかしら・・・そして私自身の体調との兼ね合いを近所に住む母に相談したところ、母が「小屋を今すぐ買いにいって庭に置いてやりましょう!そしてちょうど狂犬病の集団接種の日だから、今すぐ風雅(現在のフランソワ)を連れて行ってやりましょう!あなたの体も大丈夫よ!」ということになり、お客様の見学の翌日に風雅はフランソワとなり、保健所への登録も我が家の息子としてその日中にすべで完了したのです。
その後、1ヶ月半はお庭で暮らしていたフランソワですが、夏前から暑がりはじめ、それ以降ずっと我が家のリビングを住みかとしています♪
→けれどもその時、昨年飼ってやることができなかったプー(現在のエレーヌ)のことがとても気になり始めました。彼女はどうしているのだろう・・・幸せに暮らしているのかしら?以前にシベリアンハスキーを買っていた方たちだから、大切にして下さっているだろうね・・・と。主人は何ヶ月に1回か、プー(現在のエレーヌ)のオーナー様(主人の先輩)に会う度に、プー(現在のエレーヌ)が元気かどうかをたずねたそうです。すると「おー!元気にしてるぞ!!」とのお返事だったのです。
そして、プーへの差し入れに、その頃主人が販売している子犬にも愛用していた、ジャージーズチョイスのフードをよく渡していたそうです。
第3回目【2005年 春】
トイプードルのソフィー(その頃は??)生後2ヶ月をブリーダー様から、主人の親戚(上記と同一人物)が買い求め、ソフィーは奈良から関東へ行きました。
→しかし迎え入れて4ヵ月後、「ショーを走らせようと思ったけれど、忙しいからやめる。」とその親戚から主人に連絡が入り、「買い取って、新しい良いオーナーを見つけて欲しい」とのこと。
→主人はとてもとても怒りました。何度同じことをするのかと・・・。犬にとって「飼い主が変わる」ということが、どんなに辛い経験となるか考えた事があるのかと。
→けれども主人は「早くどこかのオーナーに引き取ってもらえたらな・・・」と思われながら暮らしているソフィーがかわいそうで、生後7ヶ月になるソフィーをすぐに大阪の我が家へ呼び寄せました。
→私たち夫婦も毎年繰り返される、主人の親戚からの3度目のこの出来事を大変辛く悲しく、そして腹だ出たしく感じました。そして、我が家にやってきたソフィーの健気でいじらしい、そしてなんともいえない淋しそうな目を見た瞬間、「私たちファミリーの子にしよう」と決心しました。
→近所に住む姉ファミリーに相談したところ、「小学生の娘の良き友人となってやって!」となりました。
→けれどもその時、2年前に飼ってやることができなかったプー(現在のエレーヌ)のことがやはりとても気になりました。彼女はどうしているのだろう・・・私たちも、こうやって飼い主が変わる運命にある犬たちをファミリーに迎え入れているのに、プー(現在のエレーヌ)だけは、迎え入れてやれなかった・・・ゴメンネ・・・と罪悪感にかられるようになりました。その頃も主人は何ヶ月に1回か、プー(現在のエレーヌ)のオーナー様(主人の先輩)に会う度に、プー(現在のエレーヌ)が元気かどうかをたずねていたそうです。すると「元気やけど、帰ってきた家族をみて飛びついてくるから、もう手の施しようがなくて・・・」とのお返事。私たちの心を不安がよぎりました。スタンダードプードルはとっても体を触って欲しがる子が多い犬種。プーも撫でて欲しくて、触って欲しくって、飼い主に飛びかかって行く・・・。けれども飛びかかられる方は何だか怖くって、だんだんプーに近付かなくなる。そうするとプーはさらに構って欲しがる・・・という悪循環が生じているのでは??
第4回目【2006年 1月】
某オークションサイトで、血統書登録はブラック、でも実際はシルバーになっている1歳2ヶ月のスタンダードプードルの女の子が登場していました。それはカレン(現在のディアーヌ)でした。
→その頃我が家では、2頭目のスタンダードプードル、グレーのカトリーヌをブリーダー様から自分たちが直接迎え入れ、育て始めてまだ半年も経っていませんでしたから、さらにもう1頭スタンダードプードルを育てることに抵抗がありました。
→けれども主人は「偶然見つけたのも何かの縁!この子を救いたい!」とそのオークションサイトで最高値をつけ、落札しました。
→そして、出品者とコンタクトを取ったところ、「いつもホームページを見ていました。そのフランソワ君のファミリーの一員になれるのですね。安心です。嬉しいです。だから綺麗にトリミングをしてお連れします。僕たちはカレン(現在のディアーヌ)が大好きでたまらないのですが、引越し先で飼えないので・・・」とのこと。
→こうしてディアーヌが滋賀県から我が家にやってきて、その夜のうちに私たちは彼女の魅力にとりつかれ、彼女の虜となり、彼女を私達のファミリーとして迎え入れたのです。
→けれどもその時、3年前に飼ってやることができなかったプー(現在のエレーヌ)のことがやはりとてもとても気になりました。彼女はどうしているのだろう・・・
スキンシップが大好きな犬種なのに、撫でてもらえていないのよね?!
山のふもとの涼しい広い広いお庭で飼って頂いているけれど、こうやってスタンダードプードルを自分達で実際に育ててみると、お庭でつながれて飼われているというのはどうなんだろうか??
プーは淋しくないのかしら?
もっと飼い主にくっついてくつろいだりしたいのではないかしら?
と心配でならなくなりました。その頃も主人は何ヶ月に1回か、プー(現在のエレーヌ)のオーナー様(主人の先輩)に会う度に、プー(現在のエレーヌ)が元気かどうかをたずねていたそうです。すると「毛をカットしたことはあるけれど、なんかどんどん毛がすごいことになってんねん・・・それにやっぱり手をつけようがないタイプやで」とのお返事。
私たちは決心しました。
プー(現在のエレーヌ)のその頃のオーナー様(主人の先輩)にお願いしに行こうと。
プーを買い取らせて下さい・・・と。
私達はスタンダードプードルがどのように暮らせば良いかをまだよく知らない頃にその方にプー(現在のエレーヌ)をお譲りしてしまった。
私達のせいだ。
自分たちがこの2年間でスタンダードプードルを育てて気づいたことがいっぱいある。
どうしよう・・・。
そうだ、今すぐプー(現在のエレーヌ)に会いに行こう!ということになりました。
主人の先輩は「プーを庭で好きにさせててんけど、毛がすごいしな・・・。それに飛びついてくるし・・・。家族みんなどうにもできなかってん・・・。良かったわ・・・おまえが引き取ってくれるんやったら!それの方が助かるわ!おまえらがこいつを育ててくれるのだったら安心や」とのこと。
私達はプーを買い取り、先輩にはお庭で育てられて、ご希望の番犬にふさわしい犬種の子を差し上げました。そしてプーを我がファミリーに迎え入れ、エレーヌと名づけました。
買い取って我が家に戻ってきたエレーヌは、1度カットしてもらったものの、その後の3年間は毛が伸び放題・・・あ〜涙が出てこれ以上表現できない・・・すさまじい姿でした。
もちろん写真は1枚もありません。彼女の気高さを汚すように思えたので。
その上、後に判明しますがフィラリアに感染していたのですから・・・。お陰様でまだ初期の軽度な状態で、関係器官の状態も綺麗で、検査の数値もかなり低いので良かった・・・。
先日も獣医様に再確認してから交配しましたが、妊娠しても母子感染はないそうです。フィラリアというのは・・・。また、出産後すぐに治療を開始すれば彼女の症状程度なら、体への影響も大丈夫とのこと。
主人の先輩は、これまでにシベリアンハスキーを10年以上育てていらっしゃったのに、その子にもフィラリアの薬を服用させてらっしゃらなかったのかしら?
とにかく、これまでの3年間に彼女に会いにいってやらなかった自分達に腹が立ちました。
不思議とエレーヌにフィラリアの薬を服用させず、毛も伸ばし放題にしていた主人の先輩に腹が立ちませんでした。
自分達が健康を損なっている時期だったからと、生後3ヶ月で親戚から売り物としてやってきたエレーヌ(当時はプー)を売り飛ばし、それもその頃、スタンダードプードルの育て方を私達は今ほど知らなかったくせに売っていまい・・・。
そんな自分達の愚かさに悔しくって情けなくって。
そしてエレーヌに申し訳なくって・・・。
エレーヌごめんね。
本当に、ごめんね。。。エレーヌ。
近年は、飼えなくなったスタンダードプードルに出会ったら、結局は自分達の家族にと買い取っているのに、3年前の、一番最初のエレーヌだけは外飼いの飼い主に引き渡し、3年間も苦しめてしまった・・・。ごめんね、エレーヌ。
彼女をもっと早く自分達の元へ戻してやらなかったことを悔やみました。
自分達の愚かさを痛感しました。
そして、その頃怪我と病気と闘わざろうえなかった自分達の運命を歯がゆく思いました。
けれども、あの時ゆっくりと自分達の体と向き合えたから、今の健康な自分達があるので、今の私達の健康な体はエレーヌのお陰であるのだわ!
あ〜、エレーヌが愛おしくてたまりません。いじらしいエレーヌ。
けれども庭で放し飼いだったエレーヌを室内飼いに変えてよいものか?
また彼女が適応してくれるか?
私達や他のスタンダードプードルたちとはどうだろうか???
不安や心配はつきませんでしたが、今に至っています。
彼女はひたむきなまでに、今の生活に適応する努力をしてくれています。
さてこのことから、スタンダードプードルを室内で放し飼いにして、共に暮らしている私達が感じていることを、スタンダードプードルを飼おうとしているお客様に、スタンダードプードルの子犬を買って頂く前に伝える努力をしようと決心し、このサイトを立ち上げたのでした。
ですから、このサイトが私たちのスタンダードプードルへの「思い&たわごと」を述べてしまっているのです。いつもお付き合い下さいましてありがとうございます。
第5回目【2006年 夏】
クリスティーヌ(その頃は??)生後2ヶ月をブリーダー様から、主人の親戚(上記と同一人物)が買い求め、クリスティーヌ(その頃は??)は千葉から関東へ行きました
→しかし迎え入れてすぐに、その親戚は自分の兄のところへクリスティーヌ(その頃は??)を預けていたところ、その兄のところのトイプードルと仲良くなれず、またまた主人に連絡が入り、「買い取って、新しい良いオーナーを見つけて欲しい」とのこと。
→主人は大激怒。「もう2度と犬を買うなといっただろ?どうして性懲りもなく買うんだ!犬を育てる思いをどうして沈めてくれないんだ?沈められないのなら、どうしてちゃんと育ててやってくれないんだ・・・」と。
→主人は生後4ヶ月になる直前のクリスティーヌ(その頃は??)をすぐに大阪の我が家へ呼び寄せました。
→そして、飼い主様をホームページで募集しようとしたのですが・・・
【主人の親戚の家⇒そしてその兄の家⇒そして我が家⇒そして新しいオーナーの家】
と渡り歩くことになるクリスティーヌ(その頃は??)が忍びなく・・・、我が家にはすでにグレーのスタンダードプードル、シルバーのスタンダードプードルがいますが、それでもこの子独特の愛らしさや利発さがあり、その魅力の虜になり、我がファミリーの子にしました。
フランソワはクリスティーヌを適当にあしらいます。カトリーヌはクリスティーヌと体いっぱい遊びます。ディアーヌはクリスティーヌと上手に遊んでやります。エレーヌはクリスティーヌと上手にほたえます。
【そして近頃・・・】
そんな近頃、我が家の女の子たちはヒートのオンパレード。エレーヌ(3歳5ヶ月・生まれてから?回目のヒート)、ディアーヌ(1歳8ヶ月、生まれてから2回目?のヒート・・・でももしかしたら3回目かも??)、カトリーヌ(1歳3ヶ月、2回目のヒート。1回目は生後10ヶ月の今年2月。)
けれども何かと悩みはつきないし、試行錯誤、いろんな想いが交錯しています。
・ いつもそばにいて、手を伸ばせば誰かを撫でられる我が家のリビングを気に入ってはいるものの、スタンダードプードルの頭数が増えて、狭すぎ!!ごめんね・・・みんな。
・ 家族として心から愛している我が家のスタンダードプードル。
・ その一方で、子犬を販売するということを生業とし、同じ子犬を販売するなら、自分達が心から愛している我が家のスタンダードプードル達の子孫を販売したいと近年願いはじめている自分達。
・ 自分達の家族である我が家のスタンダードプードルたち。
そのかわいい子達にお産をさせ、その子犬達を販売して、商売してごめんね。
でも、良いオーナー様を見つけるからね。それがパパとママの仕事なのです。
パパとママはあなた達は本当に助けてもらっています。
一緒に暮らしている事で精神的にも癒され、生きる勇気・・・元気を毎日もらっているし、素晴らしいあなた達のお陰で、子犬を販売するというお仕事の面でもずいぶん助かっているのです。パパとママは心よりあなた達に感謝しています。
そしていつもパパとママはあなた達に恩返しができているか、あなた達を大切にしてやれているか、あなた達と向きあえているか・・・心に問うています。
・ 家族として愛している子達だから、出産が重なった方が年間計画を立てやすいかな?この夏〜秋はみんなでお出かけもできないけれど、その分、出産・子育てが終わったら、みんな揃って遊びに行ける・・・。でも、妊婦さん同士の兼ね合いなど慮ることが多し。
・ 妊娠・出産でいらいらしている子同士を、いつものようにリビングに放し飼いにしていてトラブルにならないか?いつも狭い自宅の中でクレートは使わないけれど、クレートを台所やリビングに設置しよう・・・。
・ エレーヌにヒートが来ているから、唯一の♂、フランソワをどうやって隔離しようか・・・そうだ姉のお家にしばらく私&フランソワでお泊りに行こう!あっ!ディアーヌやカトリーヌまでお泊りについてきてしまった!姉宅のマドレーヌ、ソフィーとみんなで雑魚寝だ、楽しいぞ!!(その時はヒート前のディアーヌ&カトリーヌ)
・ 交配が終わって、なんかいらいらしているエレーヌがディーヌに八つ当たり開始。エレーヌとディアーヌの数ヶ月ぶりの抗争が勃発。エレーヌに噛まれ、足に深い穴が開いたディアーヌ。先日より抗生剤などで治療中。そんな時にヒートが到来。傷が完治したなら交配するかもしれないけれど、傷が治っていないなら、ディアーヌの健康を優先して、今回は交配を飛ばそう。傷の具合とスメアチェックを獣医様にいつもと同様にして頂き、ご相談しよう。それから、エレーヌとの関係をクールダウンするためにも、私&ディアーヌとで実家にしばらくお泊りに行こう・・・。あっ!またカトリーヌもついてきた!!またみんなで雑魚寝だね!ちなみに、エレーヌとディアーヌの抗争を止めに入った、主人と私の体にも穴が・・・痛いよ。
・ ディアーヌとカトリーヌにもし交配するなら、旦那様はどうしよう?
初めての交配だし・・・。
ディアーヌにはシルバーの男の子を、カトリーヌにはホワイトの男の子を、旦那様になって頂けるよう、お願いしようかしら。
でも、現在我が家のフランソワは依頼され、種牡としてブラックやホワイト、シルバーの女の子とも交配している。そのような毛色の他のお家の女の子とフランソワは交配しているのなら、それなら、我が家のディアーヌとカトリーヌの初めての旦那様はフランソワであってほしい。
2回目以降のヒートであるディアーヌとカトリーヌだけれども、まだ1歳。
先日交配したエレーヌなら3歳5ヶ月だけれども、ディアーヌとカトリーヌはまだ幼い。
そう考えた時に交配をするか否か、また普段一緒に暮らしているフランソワなら彼女達の精神的な負担は少しでも軽減されるかな?
何よりも私達も、彼女達の第1回目の旦那様はフランソワであってほしい気もする。
その後は、それぞれ違う旦那様をゆっくりと探せばよいか。。。どうしよう。
・ 実は半年前まで、私は「フランソワはマドレーヌとしか交配しない。だってフランソワとマドレーヌは夫婦なのだから、彼らは彼らとだけしか交配しない。フランソワが他の子と交配したら、マドレーヌがかわいそう。」と公言していました(~_~;)
そんな私はこの子犬販売やブリーダー業の方々にはあきれかえられていました。人間じゃないんだから・・・と。
そして、実際にフランソワとの交配依頼を、全部お断りしていた時期がありました。
けれども、世の中でいろいろな形でスタンダードプードルが増えていっている今、アメリカから吟味して輸入されたおじいちゃん&おばあちゃんを持つ母犬と、アメリカから輸入された健康で素晴らしい父犬を持つ、健康も遺伝子も素晴らしいフランソワ。
そのフランソワの子を、この世に誕生させる事は意味があるのだと思えるようになり、今年の春よりフランソワの交配を承るようになり、今に至っています。
・ これまでの日本のスタンダードプードルは遺伝疾患が少ないと一般的に言われているけれども、近年、様々な交配が行われているため、今後、遺伝疾患が様々な形で現れるかもしれない。だから、現在調べることができる範囲のことは結果を出さないとな・・・。うちの子は系統立てた交配でブリーディングして下さったブリーダー様のお陰で良い子たちだ。でもそれは過信なのかな?現在、自分自身がスタンダードプードルをブリーディングしているなら、検査は必要なのだな。これから、遺伝疾患の検査を進めていこう。まだまだ勉強不足だな。この仕事をしている限り、もっともっと勉強しないとな。
・ フランソワ&マドレーヌ夫婦のベビーが生後2ヶ月〜を迎える頃ら順に巣立っていっています。素晴らしい飼い主様に迎え入れられるので安心です。新しい飼い主様には、私達の考えをご理解頂き、そして心からフランソワ&マドレーヌのbebeを迎え入れたいと望んで頂けていることに心より感謝いたします。でも・・・子犬の巣立ちは大分淋しい。身勝手だな、私達も。
等など。
以上、この6〜7月のつれづれなるままに・・・でした。
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